はじめて引っ越しの見積もりを取るとき、多くの人が一度は同じ壁にぶつかる。
何をどこまで話せばいいのか分からないまま電話をかけてしまって、相手の質問に押されて、気付いたら通話が終わっている。
終わったあとで
「けっきょく、あれでちゃんと伝わったのかな」
「他の会社にも同じ説明を何回もしないといけないのかな」
そんなモヤモヤが、胸のあたりにしばらく残る。
ぼくが伝えたい結論は、とてもシンプルだ。
見積もりの電話や一括入力で固まらないようにするコツは、事前に話す内容を小さなメモに落としておくこと。
このメモさえあれば、はじめてでも、深呼吸を一つ挟んでから自分のペースで進めやすくなる。
ここから先は、ぼくが影で整理しておく。
はじめての引っ越し見積もりでもパニックになりにくいように、
- どんな場面で混乱が起きやすいか
- 見積もりの基本の流れはどうなっているか
- 電話や一括見積もりサービスで、実際には何を伝えればいいのか
この三つを、ひとつずつ落ち着いて並べていく。
気になるところだけ拾い読みしても大丈夫だし、最初から順に追ってもいい。
あなたのペースで進んでほしい。
目次
はじめての引っ越し見積もりでパニックになりやすい理由
引っ越しの見積もりでパニックが起きるとき、いきなり大きなトラブルが発生しているとは限らない。
静かな部屋でスマホを耳に当てながら、少しずつ呼吸が浅くなっていくだけ、ということも多い。
予定がふわっとしたまま、電話だけ先にかけてしまう
よくあるのは、こんな一日だ。
- 退去日のおおよその目安だけ決まっている
- 会社や家族から「早めに見積もり取った方がいいよ」と言われる
- 焦りだけ先に立って、とりあえず有名そうな会社に電話をかける
この状態だと、相手から次々に質問が飛んでくる。
- いつ頃の引っ越し予定か
- 荷物はどのくらいありそうか
- 今の家と新しい家はどんな間取りか
- エレベーターはあるか、トラックは家の前まで入れそうか
ここで「えっと……」が続くと、相手も何とか聞き出そうとしてくれる。
その気遣いがありがたい一方で、こちらの頭の中はますます散らかっていく。
本当は責められていないのに、
「ちゃんと考えていなくてすみません」と心の中で何度も謝りたくなってしまう。
そこで、パニックのスイッチが入りやすい。
荷物の全体像が、自分の中でも曖昧なまま
もう一つの原因は、荷物のイメージがざっくりしすぎていること。
例えば、こんな感じだ。
- 段ボールは何箱くらいになりそうか、見当がつかない
- 大きな家具や家電が何個あるか、数えたことがない
- クローゼットに詰め込んだままの物が、どのくらいあるか知らない
自分でも全体を把握できていないものを、初対面の相手に説明しようとすると、言葉が出てこなくなる。
逆に、がんばって盛って言いすぎてしまうこともある。
どちらにしても、見積もりの数字を見たときに
「この金額、本当に妥当なのかな」
という疑問が残り、比較も難しくなる。
見積もりの目的が「値段を聞くだけ」になっている
そして、もうひとつ。
見積もりが「とにかく安くしてもらうための交渉の場」だと思い込んでしまうと、プレッシャーが一気に高くなる。
本来、見積もりは
- 自分の条件を整理して伝える
- その条件に対して、どんなサービス内容と金額になるか聞く
- 比べたうえで、自分に合う会社やプランを選ぶ
この三つがそろって、やっと役に立つ時間になる。
でも、最初から
- 値切らないと損するかもしれない
- 上手に話せなかったら、変なプランを押しつけられるかも
と身構えすぎると、会話の一言一言が重く感じられてしまう。
ぼくは、見積もりをもっと軽いものとして扱っていいと思っている。
値段を下げるためだけの勝負ではなく、条件とサービス内容の相性を確かめるための対話。
そう捉え直せると、少し呼吸が楽になる。
ここからは、そのための具体的な3ステップを、順番に整えていく。
はじめてでも迷わない見積もりの基本3ステップ
見積もりの流れは、細かく分けるといろいろある。
ただ、はじめての人が押さえておきたいのは、実は次の3つだけだ。
- ステップ1 自分の情報をざっくり整える
- ステップ2 見積もりを出してもらう窓口を選ぶ
- ステップ3 返ってきた見積もりを落ち着いて比べる
この3つを、少しだけ丁寧にやるだけで、パニックはかなり起きにくくなる。
見積もり3ステップの手順表
まずは全体像を一枚にしておく。
| ステップ | 何をするか | どこで行うか | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 引っ越し条件と荷物のイメージをメモにまとめる | 手元のノートやスマホ | 20〜40分 |
| 2 | 電話、個別の問い合わせ、一括見積もりなど窓口を選び、見積もり依頼を出す | 各社のサイトや一括見積もりサービス | 10〜30分程度 |
| 3 | 返ってきた見積もりの内容と金額を見比べる | 手元のメモとメール・書類 | 30〜60分 |
全部を一気にやろうとすると重く感じるので、今日はステップ1だけ、という区切り方でもいい。
特に時間がない日は、ステップ1のメモづくりだけ済ませておくだけでも、後がかなり楽になる。
ステップ1 手元の情報をざっくり整える
最初にやることは、誰かに連絡することではない。
自分の中の情報を、いったん外に出してあげることだ。
例えば、こんな項目を、ノートかスマホに書き出してみる。
- 引っ越し予定のだいたいの時期
- 今の家と新しい家の場所と間取り
- 大きな家具や家電の個数
- 荷物のボリューム感(段ボール何箱くらいになりそうか)
- 自分でやるつもりの作業、任せたい作業
完璧に埋める必要はない。
分かるところから、ざっくりで構わない。
大事なのは、頭の中だけでぐるぐる考える状態から、紙や画面の上に情報を移すこと。
そうすると、同じ内容を何度も思い出さなくて済む。
ステップ1を終えた時点で、既に半分以上は進んでいる。
ぼくはそう見ている。
ステップ2 見積もりを出してもらう窓口を選ぶ
次に決めるのは、どこに見積もりを出してもらうか。
ざっくり分けると、選択肢は三つある。
- 気になる会社に一社ずつ直接問い合わせる
- 自分で数社を選んで、それぞれに同じ条件で問い合わせる
- 複数社に一度に条件を送れる一括見積もりサービスを使う
それぞれに良さとむずかしさがある。
詳しい違いは後の章で比較するので、ここでは
- 今日はまず一社にだけ聞いてみる
- 一度にまとめて条件を投げてみる
どちらを優先したいか、ぼんやり考えておくだけでも十分だ。
ステップ1で作ったメモがあれば、どの方法を選んでも、同じ内容をスムーズに伝えやすくなる。
ステップ3 返ってきた見積もりを落ち着いて比べる
最後のステップは、返ってきた見積もりを見比べる時間。
ここで大事なのは、金額だけを見て即決しないことだ。
見ておきたいポイントは、少なくとも次の三つ。
- 金額
- 含まれる作業内容(どこまでやってくれるか)
- 追加料金が発生しそうな条件がないか
例えば、料金が少し高くても、
- 梱包や開梱まで任せられる
- 大きな家具の分解・組み立てをしてくれる
- 当日の時間帯指定が柔軟にできる
など、自分にとって価値がある部分が含まれているなら、トータルで見て納得できることもある。
逆に、とても安い見積もりでも、
- 梱包はすべて自分でやる前提
- 階段を使う場合の追加料金が大きい
- トラックや人員の追加が必要になったときの条件が厳しい
といった注意点が隠れている場合もある。
ステップ3は、数字の大小で焦らずに、
- この金額で、どこまでやってもらえるのか
- 自分の条件に合っているか
を照らし合わせる時間だと、最初から決めておくと楽になる。
見積もりで聞かれること・伝えることの準備メモ
ここからは、見積もりのときに実際に聞かれやすいことを、順番にメモとして整理していく。
この章を読み終えたとき、あなたのスマホかノートには、小さなチェックリストができているはずだ。
基本情報のメモ 名前・住所・連絡先
まずは、どんな会社でも必ず必要になる基本情報から。
- 名前
- 現在の住所
- 引っ越し先の住所(まだ確定していなければ、エリアや最寄り駅など分かる範囲)
- 電話番号
- 連絡が取りやすい時間帯
これらは、見積もりの最初のほうで聞かれやすい。
入力フォームでも同じだ。
特に、連絡が取りやすい時間帯を書いておくと、後で電話が集中したときのストレスを少し減らせる。
夜しか出られない、平日の昼は難しい、など、正直に書いておいてかまわない。
荷物の量と大きな家具・家電の情報
次に、荷物のボリュームだ。
ここはざっくりでいいので、いくつか目安を用意しておく。
- ワンルームか、1Kか、1LDK以上か
- 段ボールはおおよそ何箱分になりそうか
- 大型家具(タンス、ベッド、ソファなど)の個数
- 大型家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビなど)の個数
時間があれば、部屋をぐるっと見渡しながら、目につく大物をメモの中に書き出してみる。
ここまでやっておくと、電話の向こう側の担当者もイメージをつかみやすくなり、見積もりの精度も上がりやすい。
完璧に数えなくてもいいが、
- たぶんそれなりにあります
よりも、
- 大きめのタンスが一つ、シングルベッドが一つ、二人掛けソファが一つくらいです
と言えるだけで、会話がずいぶんスムーズになる。
日程・時間帯・建物まわりの環境
料金に大きく関わってくるのが、日程と建物の条件だ。
ここも、分かる範囲でメモしておく。
- 引っ越し予定日、または候補日
- 希望する時間帯(午前・午後・時間指定など)
- 現在の家にエレベーターがあるかどうか
- 新居にエレベーターがあるかどうか
- トラックを止められそうな場所(家の前か、少し離れたコインパーキングか)
もし日程がまだ決まっていなくても、
- この週のどこか
- この二日間のどちらか
というレベルで候補を伝えられれば十分だ。
時間帯についても、
- 安く済むなら時間帯は任せたい
- どうしても午後にしてほしい
など、優先度だけは考えておくと、提案を受けやすくなる。
自分でやることと、任せたいこと
最後に、大事なのがここ。
どこまでを自分でやって、どこからを任せたいか、境界線を一度考えておく。
- 小物の梱包は自分でやるか、任せたいか
- 大型家具の分解や組み立てを、自分でできそうか
- テレビや配線まわりを自分でやる余裕があるか
- 当日の掃除や片付けに、どれくらい時間を割けそうか
これを決めておくと、見積もりのときに
- この部分だけお願いしたいです
- ここまでは自分でやるので、その前提の金額が知りたいです
という話がしやすくなる。
値段を下げるために、全部自分でやらないといけないわけではない。
お金と時間と体力のバランスを見ながら、無理のない線引きを探すことが大切だ。
ここまでのメモがそろっていれば、見積もりの電話でも、一括見積もりサービスの入力フォームでも、ほとんどの項目は落ち着いて埋められるはずだ。
見積もりの取り方3パターンをざっくり比較する
ここからは、見積もりの取り方そのものを比べていく。
よくある三つのパターンを並べると、雰囲気がつかみやすい。
- 一社に直接電話する
- 自分で数社に問い合わせる
- 一度に複数社へ条件を送れるサービスを使う
それぞれの良さと気をつけたい点を、テーブルにしてみる。
見積もり方法の比較表
| 見積もり方法 | 手間の少なさ | 相場のつかみやすさ | 連絡の本数 | 向いている状態 | 注意したいこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 一社に直接電話 | 高い。電話は一本で済みやすい | 低い。一社の金額しか分からない | 少ない | とにかく急いで一社決めたいとき | 他社との比較がしづらく、相場感が掴みにくい |
| 自分で数社に問い合わせ | 中くらい。同じ説明を何度かする必要あり | 中〜高。自分で条件をそろえれば比べやすい | 中くらい | 時間はかかっても、自分のペースで進めたいとき | 電話やメールの管理が少し大変になりやすい |
| 一括見積もりサービス | 説明は一度で済みやすい | 高い。複数社の金額と条件を一度に比較しやすい | 多くなりがち | 相場を一気に知りたいとき、比較が苦手ではないとき | 短時間に連絡が集中することがあるので、受け方の工夫が必要 |
どれが正解、どれが不正解という話ではない。
今の自分の状況や、使える時間、連絡手段の好みによって、選びやすい方法は変わってくる。
例えば、仕事が忙しくて電話する時間がほとんど取れないなら、
- 一括見積もりサービスで条件をまとめて送っておき
- あとはメールでのやり取りを中心にする
という使い方もできる。
一方で、電話が苦にならず、じっくり話を聞きたいなら、
自分で絞った二〜三社に直接問い合わせる方がしっくりくるかもしれない。
ここから先の章では、「今の自分ならどの方法が合いそうか」を一緒に確認していく。
自分に合う見積もりの取り方チェック
ここでは、小さなチェック表を使って、今の自分の状態に近い選び方を探していく。
全部に丸を付ける必要はないので、気楽に眺めてほしい。
今の自分の状態チェック
次の項目で、当てはまるものがいくつあるか、指先で数えてみてほしい。
- 引っ越し日や退去日の候補は、カレンダーにメモしてある
- 大きな家具や家電の数は、ざっくりイメージできる
- 予算の上限を心の中で何となく決めている
- 自分でやることと任せたいことを、一度は考えてみた
- 見積もりの取り方3パターンそれぞれの雰囲気が、少し見えてきた気がする
ここで使うチェック表は、準備がどこまで進んでいるかを見るためのものだ。
| 当てはまる項目数 | 準備度 | 今やりやすい一歩 |
|---|---|---|
| 4〜5個 | 高い | すぐに見積もり依頼を出して大丈夫。気になる会社や一括見積もりサービスを選び、ステップ2へ進む。 |
| 2〜3個 | 中くらい | もう一度、荷物と日程のメモを見直しながら、あと1〜2項目を埋めてから見積もりへ進む。 |
| 0〜1個 | これから | 今日は準備メモを作るところまでで十分。見積もり依頼は、日程がもう少し固まってからでも遅くない。 |
準備度が高いから偉い、低いから良くない、という話ではない。
引っ越しの話が急に降ってきた人もいれば、前からゆっくり準備できている人もいる。
今の位置を一度だけ確認して、無理のないところから始められれば、それでいい。
自分に合う見積もりの取り方を選ぶチェック表
次に、見積もり方法そのものの相性を見ていく。
当てはまるところに心の中で印を付けてみてほしい。
| 状態・考え方 | 合いそうな見積もり方法 |
|---|---|
| 電話で話す時間がほとんど取れない | 一括見積もりサービス+メール中心の連絡 |
| できるだけ自分のペースでじっくり決めたい | 自分で選んだ数社への個別問い合わせ |
| まずは相場の幅だけざっくり知りたい | 一括見積もりサービスで数社まとめて金額を見る |
| 一度決めてしまえば、細かい比較はあまりしたくない | 一社に直接電話して相談しながら決める |
| いろいろな会社の提案を比べるのが少し楽しみ | 一括見積もりサービス+気になった2〜3社に絞り込み |
例えば、次のような組み合わせもありだ。
- まず一括見積もりサービスで幅を知る
- その中から良さそうな2社ほどを選び、電話で詳しく話を聞く
このように、方法を一つに決めなければいけないわけではない。
それでもやっぱり迷うときは、
- 忙しいかどうか
- 電話が得意かどうか
- 比較を楽しめるかどうか
この三つだけを基準に、心が少し軽くなる方を選んでおけば大きく外れない。
ここまで読んでみて、
「一度で条件をまとめて伝えられる窓口があると楽そうだな」
と感じたなら、引っ越し一括見積もりサービスも、一つの選択肢として頭の隅に置いておくといい。
はじめての見積もりでよくある質問Q&A
ここでは、はじめての見積もりでよく聞かれそうな疑問を、いくつか先に拾っておく。
気になるところだけ、つまみ読みしてもらえれば十分だ。
引っ越し日がまだ確定していなくても、見積もりを頼んでいい?
結論から言うと、頼んで大丈夫だ。
むしろ、多くの人が、少し余裕を持って相談を始めている。
そのときは、
- 退去日がいつ頃になりそうか
- 新居に入れるのはいつからか
- この日の前後で動きたい、という候補日
このあたりを素直に伝えればいい。
会社側も、候補日の中で比較的料金が抑えやすい日や、トラックが空いている日を提案してくれることが多い。
荷物の量がうまく説明できる自信がないときは?
全部を正確に伝えようとすると、それだけで疲れてしまう。
そんなときは、次の二段構えで考えてみてほしい。
- まずは大きな家具・家電だけをきちんと伝える
- 小物については、段ボール何箱分くらいになりそうか、ざっくり伝える
時間に余裕があれば、スマホで部屋の写真を撮っておき、訪問見積もりのときに見せるのも手だ。
電話やフォームだけで完璧に伝えようとしなくていい。
一括見積もりサービスを使ったあと、どの会社もピンとこなかったら?
その場合は、無理にどこかと契約する必要はない。
見積もりはあくまで候補を集めるためのものなので、
- すべてお断りする
- いったん保留にして、別の会社を探す
という選択も普通にある。
断るときは、
- 今回は条件が合わなかった
- ほかの会社に依頼することにした
とだけシンプルに伝えれば十分だ。
詳しい理由を長々と説明する必要はない。
見積もりの金額がバラバラだったとき、どこを比べればいい?
金額に差があると、安い方に気持ちが引っ張られやすい。
ただ、その前に確認しておきたいのが、
- 含まれている作業の範囲
- 追加料金が発生しそうな条件
- 保険や補償の有無
この三つだ。
例えば、金額が安くても、
- 梱包や開梱が一切含まれていない
- 階段作業や長距離の運搬が高くつく
といった条件があると、結果的に割高になることもある。
見積もり書を眺めるときは、金額の行だけでなく、その周りの説明にも目を通しておきたい。
電話がどうしても苦手な場合、フォームやメールだけで完結させてもいい?
多くの場合、フォームやメールで見積もりの相談をすることも可能だ。
ただ、細かい確認のために、途中で電話が一本入ることはある。
それでも、
- まずはフォームから相談を始める
- 夜や休日など、自分が出やすい時間帯を備考欄に書いておく
といった工夫をすれば、負担はだいぶ軽くなる。
どうしても電話が難しいときは、その旨を正直に書いておいていい。
見積もりだけしてもらって断るとき、角が立たない言い方は?
断るときは、短く丁寧に、を意識するといい。
例えば、こんな言い方がある。
- 他社との比較の結果、今回は別のところにお願いすることにしました
- 条件が合わず、今回は見送らせていただきます
このくらいで十分だ。
相手も日々たくさんの見積もりを扱っているので、淡々としたやり取りで終えてかまわない。
まとめ 今の自分に合う一歩を静かに決める
ここまで、一緒に見てきたことを、あらためて整理してみる。
- 見積もりでパニックになりやすいのは、情報が足りないからだけではなく、順番が整っていないから
- 見積もりの基本は、ステップ1の準備メモ、ステップ2の窓口選び、ステップ3の比較という3つに分けられる
- 見積もりで聞かれることは、基本情報・荷物の量・日程と建物・自分でやることと任せることの四つに集約できる
- 見積もりの取り方は、一社に電話、自分で数社、一括見積もりサービスの三つがあり、それぞれに向き不向きがある
- 完璧な準備や完璧な方法を目指すより、「今の自分が動きやすい一歩」を選ぶことがいちばん大事
この記事を読み終えた今、もしかしたらまだ不安は完全には消えていないかもしれない。
それでも、最初にページを開いたときよりは、頭の中の霧が少し薄くなっていたらうれしい。
最後に、今のあなたがどこに近いかを、簡単な基準で分けてみる。
このまま、見積もり依頼まで進んでよさそうな状態
- 引っ越しの時期がある程度イメージできている
- 大きな家具・家電の個数は把握できている
- 予算の上限を心の中で決めている
- 一括見積もりサービスや複数社比較に、そこまで抵抗はない
このあたりに当てはまるなら、あとは窓口を一つ選んで、ステップ2へ進んで大丈夫だ。
一括見積もりサービスを使う場合は、電話が集中しやすい時間帯を避ける、メールでの連絡を希望する、といった工夫も一緒に考えておくと、負担を減らせる。
別の手段やタイミングを優先した方が良さそうな状態
- 新居がまだ確定しておらず、エリアや間取りも大きく変わる可能性がある
- 仕事や家庭の事情で、しばらくは引っ越しそのものを動かせない
- 今は金額よりも、手続きや契約の整理で手一杯になっている
こんなときは、無理に今すぐ見積もりを取らなくてもいい。
先に物件や契約の確定を優先して、引っ越しの日程が見えてきた段階で、この記事を思い出してもらえれば十分だ。
まだ情報収集の段階でいてもいい状態
- 引っ越し自体は数か月先だが、どんな準備が必要か知っておきたい
- 過去の引っ越しで失敗して、今回は落ち着いて進めたいと思っている
- 一括見積もりサービスの使い方や良し悪しを、もう少し知ってから決めたい
この場合は、今日は準備メモを作るところまでで十分役目を果たしている。
お気に入りに入れておくなり、メモを保存しておくなりして、実際に日程が決まったころに、改めて見返してほしい。
引っ越しは、生活の土台を少し動かす大きなイベントだ。
だからこそ、慌てて決めるより、少しだけ深呼吸してから進んだ方が、後悔が少ない。
ぼくは、あなたが自分のペースで一歩を選べるように、影から道を整える役を続けておく。
見積もりをどう取るか迷ったら、いつでもステップ1のメモから戻ってきていい。
そこから先の進み方は、いつでも、あなた自身が決めていい。
タイミングが来たときに迷わないように、今のうちにズバット引越し比較
だけはブックマークしておくと、あとで自分を助けてくれる。




